金環日食

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今日の金環日食、無事に見ることができました!

金環日食ピンホール

当初は長野県飯田市上村のしらびそ峠で、南アルプスを前景に連続写真を撮ろうと思って
前日から泊まり込んで、機材のセッティングも済ませてひと眠りしていました。

ところが、当日朝5時に起きてみると、湿った東風の影響で山の向こう側から
次々と厚い雲が湧いていて、太陽が隠されている状態です。
しかも、昨日入手した最新の気象データでは、湿った東風は次第に強まる予想です。

これはまずいと思い、急きょ観測地変更を決断しました。
晴れ間を求めて西へと移動して、長野県下伊那郡高森町の天白公園まで移動しました。
すでに先客が何組もいて、なかには電波観測を行う和歌山の大学のグループも。

到着したのは7時10分過ぎ。着いた直後は東の空に雲が広がりやきもきさせられましたが、
すぐに雲は取れて、その後は第4接触の終了まで安定した晴天に恵まれました。

そしてこれが、金環食のリング。当地で食の最大となる7:33に撮影したものです。

金環日食拡大撮影

こちらは日食の経過の連続撮影。7:20~8:10に2分30秒間隔で撮影した太陽と、
食の終了直後、9:04に撮影した背景の空を合成したものです。

金環日食連続撮影

金環食の最中の空は、普段との違いがはっきりと分かるくらい薄暗くなりました。
しかも、朝晩のように赤味がかるわけでなく、普通の昼間と同じ色彩を保ったまま、
全体にトーンが落ちたような感じになっていました。

つづいて、撮影や観望と同時に行った、気温観測の結果です。

まずは高森町の気温変化です。携帯型温度ロガーを直射日光に当たらないように
地上から約1mの高さに設置して観測しています。

高森町気温グラフ

金環食の最中は、その前後と比べて2℃前後気温が低くなっています。

今度は春日井の自宅で自動観測した気温です。
(家族の話では、晴れて無事に金環日食が見れたそうです)

春日井気温グラフ

二日前、5月19日はよく晴れていたのでほぼ一本調子で気温が上昇しているのに対し、
今日は食が深まるにつれて気温が横ばいからわずかに下降に転じています。

高森町の方が下降幅が大きかったのは、地上高が低く地表からの熱放射の影響を
受けやすいことと、通風を行っていないので細かな温度変化を拾いやすいことの
両方の影響があったものと考えられます。

最後におまけ。今朝の気象衛星の可視画像を見ると、月の影(偽本影)が
日本列島を横断していく様子が見られます。
気象庁のサイトでは21時間前までの画像しか見れないので、確認したい人はお早めに!

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